香川県 高松市で会社設立を成功させる第三歩|設立後の手続きと注意点

2025年10月03日

第1回では会社設立の準備、第2回では登記手続きの流れを解説しました。会社設立は登記が完了したらゴール、と思われがちですが、実はそこからが本当のスタートです。設立直後には税務署や市役所への届出、社会保険の手続き、銀行口座の開設など、数多くの実務が待っています。これらを怠ると罰則や不利益につながる場合もあるため、しっかりと把握しておくことが大切です。
今回は、香川県 高松市で会社設立後に必要となる「各種手続き」と「注意点」を整理してご紹介します。

目次

  1. 税務関係の届出
  2. 社会保険・労働保険の手続き
  3. 銀行口座の開設と資金管理
  4. 許認可が必要な事業への対応
  5. 設立後に陥りやすい落とし穴
  6. 香川県 高松市でのサポートを受けるメリット

1. 税務関係の届出

 会社設立後は、税務署や県税事務所、市役所に対して以下のような届出が必要です。

  • 法人設立届出書(税務署・県税事務所・市役所)
  • 青色申告の承認申請書(節税効果が大きいため必須)
  • 源泉所得税の納期の特例の承認申請書(従業員を雇う場合)

 これらの届出には提出期限があり、多くは「設立から2か月以内」です。期限を過ぎると青色申告が適用されず、節税メリットを享受できないため注意が必要です。※法人税務に強い税理士左縁性のご紹介が可能です。

2. 社会保険・労働保険の手続き

 従業員を雇う場合は、社会保険や労働保険の加入が義務付けられています。

  • 健康保険・厚生年金保険:年金事務所にて手続き
  • 雇用保険・労災保険:労働基準監督署やハローワークにて手続き

 特に役員のみの会社であっても、一定の条件を満たす場合は社会保険の加入義務が発生します。香川県 高松市の事業者で「役員報酬のみだから加入不要」と誤解されるケースが多く、注意が必要です。※提携の社会保険労務士の先生をご紹介できます。

3. 銀行口座の開設と資金管理

 登記が完了すると、法人名義の銀行口座を開設できます。会社の資金管理は、必ず法人名義の口座で行うことが基本です。
 香川県 高松市内の主要銀行(百十四銀行、香川銀行など)では、会社謄本や印鑑証明書の提出を求められます。ネット銀行の利用も可能ですが、地域企業との取引を重視する場合は地元銀行での開設が有利なケースもあります。

4. 許認可が必要な事業への対応

 一部の業種では、登記後すぐに営業できるわけではなく、行政からの許認可が必要です。

  • 建設業 → 建設業許可(香川県知事許可など)
  • 飲食業 → 飲食店営業許可(香川県 高松市保健所)
  • 古物商 → 古物商許可(香川県警察)

 許認可申請には時間がかかるため、会社設立前から並行して準備するのが理想です。

※アイリスで対応できない「許可申請」につきましては、提携の行政書士の先生をご紹介することが可能です。

5. 設立後に陥りやすい落とし穴

  • 税務署への届出を忘れる → 青色申告が適用されず、税金が増える
  • 社会保険の加入を怠る → 事後的に遡及加入を命じられ、多額の保険料が発生
  • 資金と私的費用を混同 → 経理処理が複雑になり、税務調査で指摘を受ける
  • 許認可を取らずに営業開始 → 行政指導や営業停止のリスク

これらは香川県 高松市で実際によく見られるケースです。

6. 香川県 高松市でのサポートを受けるメリット

 地域特有の事情に精通した専門家に相談することで、手続きの漏れやトラブルを防げます。例えば、地元金融機関との関係構築や、香川県庁・香川県 高松市役所での行政手続きに関するノウハウは、地域に根ざした司法書士や行政書士ならではの強みです。

(初回無慮相談のご案内)

 会社設立は「登記完了」で終わりではありません。むしろその後の税務・労務・資金管理が事業成功のカギとなります。当事務所では、香川県 高松市の会社設立から設立後の各種手続きまで、ワンストップでサポートしております。安心して経営に専念できるよう、ぜひご相談ください。※法人税務に強い税理士のご紹介もできます。ご相談時に、お声がけください。

会社設立

第1回では会社設立の準備、第2回では登記手続きの流れを解説しました。会社設立は登記が完了したらゴール、と思われがちですが、実はそこからが本当のスタートです。設立直後には税務署や市役所への届出、社会保険の手続き、銀行口座の開設など、数多くの実務が待っています。これらを怠ると罰則や不利益につながる場合もあるため、しっかりと把握しておくことが大切です。
今回は、香川県 高松市で会社設立後に必要となる「各種手続き」と「注意点」を整理してご紹介します。

第1回の記事では、会社設立登記の基本と準備段階について解説しました。商号や所在地、事業目的を決め、必要な書類や費用の目安を把握すれば、いよいよ登記手続きの実行フェーズに移ります。
今回は、高松市で会社を設立する際に必要となる「登記手続きの流れ」を詳しく解説します。実際にどのようなステップを踏むのかを理解することで、手続きの見通しが立ち、スムーズに進めることができるでしょう。

香川県高松市で新しく会社を立ち上げたいと考えている方にとって、最初の大きなハードルが「会社設立登記」です。登記をしなければ会社は法的に存在しないため、事業を始めることも、銀行口座を開くこともできません。とはいえ、登記の流れや必要な書類、費用は意外と複雑で、最初につまずく方も少なくありません。
この記事では、高松市で会社を設立する際に押さえておくべき「登記の基本」と「準備段階」をわかりやすく解説します。次回以降の記事では、実際の登記の流れや設立後に必要な手続きについても順にご紹介しますので、あわせてご覧ください。